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安ければいい?

  • 作成日:2017年05月22日
  • 更新日:2017年05月22日

相見積もりを取って複数の開発会社からの見積もりが揃った際には、どのような基準で発注先を決定するのが望ましいのでしょうか?

よく言われるのが、金額が安すぎる場合や高すぎる場合など、金額面を基準とする評価です。

開発に必要な費用は安い方が発注元にとってはありがたいのは確かですが、あまりに他社に比べて安価な見積もりの場合は、何らかの問題点があったり、実際の開発中にトラブルが発生したりする可能性が高いと考えられます。

また、価格自体は相場に沿ったものであっても、見積もりの内容を精査してみると問題点が隠れているという場合もあるでしょう。

このように、見積もりの評価として優先されがちな費用による判断は、あくまで評価基準のひとつでしかありません。

見積書の金銭面以外の項目についても十分な評価を行わずに契約してしまうと、開発段階で発生しうるトラブルを未然に防ぐことができなくなります。

しかし、発注元の担当者が見積もり内容について知識が無い場合は、価格以外のどの部分に注意して評価すれば良いのか解りませんし、評価基準についても基準が不明瞭になりがちです。

そこで、今回は見積もりが実際に届いてからどの業者に依頼するべきか、その判断方法、評価基準について説明します。

  • 金額についてはあまり重要視する必要は無い?
  • 見積もりを受け取ってまず目に付くのは開発費用の項目でしょう。

    やはりコストをかけて開発していく以上、できる限り余分な出費を抑えたいと考えるのは当たり前のことです。

    しかし、その金額は本来必要な工程を省いたことで安くなっている可能性も考えられますし、円滑に開発を行っていくために欠かせない技術者の人数を意図的に削減することで費用を抑えているかもしれません。

    費用面については、単純に金額の多寡だけで判断するのでは無く、総合的に見て金額が妥当と考えられるなら問題は無いと評価しましょう。

  • 実際の見積もりからどのように評価していくかを判断する
  • 開発にかかる費用のうち、人件費が最も割合的に大きくなる部分です。

    例として、A社は10名、B社は20名の人員を予定しているとして考えてみましょう。

    エンジニアの人件費はそのエンジニアが持っている技術などで一ヶ月あたりの単価がある程度決まっており、レベルの高い技術を持っているエンジニアはそれだけ高い単価が設定されています。

    ですから、同程度の金額の見積もりだった場合には、A社は技術力の高いメンバー10人で開発する予定なのかも知れませんし、B社は単価の安い未熟なエンジニアを上手く振り分けてプロジェクトを回すつもりなのかも知れません。

    しかし、A社の場合は技術力が高いメンバーが集まっているとしても、人手がギリギリで開発中のトラブルに十分に対応できない可能性が考えられますし、B社の場合は逆に技術力が足りずに問題が発生するかもしれません。

    この辺りの見極めについては今までどのような実績があるのかである程度判断できます。A社もB社も今までに同程度の案件を同じような構成で開発した実績があるなら、人数やメンバー構成の違いはあまり問題ではないでしょう。

    逆に開発実績が無いようなら他の判断基準からその人員数で問題無く開発できるかどうかを判断していかなければいけません。

    このように、複数の項目について総合的に見積もり内容を評価していくことが発注後のトラブルを未然に防ぐために必要となります。

  • 見積もりの内容を評価する際に抑えるべきポイントとは
  • 上で説明したように、金額面やメンバーの数も評価基準となりますが、その他にも評価していくべきポイントはまだまだあります。

    まず、機能面での評価です。

    こちらは提案依頼書で提示した課題に十分対応しているかを確認していきます。

    当然こちらの希望に近いものほど優先度は高くなりますし、ピントがずれている見積もりはそもそも評価するに値しません。

    続いては納期の評価を行います。

    他社に比べて突出して納期が短い、長い場合は、何故そのような納期になるのかを確認してください。

    もしエンジニアに無理を強いて期限を短縮しているとすると、実際には納期が延びてしまうかもしれませんし、間に合ったとしても雑な構成となってリリース後にトラブルが多発する原因となる可能性が高いのです。

    ただ、短いとは言っても人数を他社より多く投入することで短期間の納期を予定している場合もありますので、一概に問題があるとは言えません。

    上の項目で例としてあげたA社とB社で考えてみると、A社は通常の納期を10人で回す想定かもしれませんし、B社は倍の人数の20名で短期間での完成を目指しているかもしれないのです。

    他には、技術や実績に対する評価も重要なポイントとなります。

    今まで同様のプロジェクトを完成させた経験があるかどうかというのは重要な評価基準となります。

    もし実績が無い場合でも、他の案件の実績があれば問題無い可能性もあるため、一概に実績が無いから駄目とは考えてはいけません。

    例えば、通販サイトを開発するとして、B社は通販サイトの実績が無いかもしれません。しかし、大規模なポータルサイトやマッチングサイトを1から立ち上げた実績があるなら、技術力としては十分なものがあると判断できます。

    このように、依頼する案件そのものに近い実績があり、十分な技術力を持っていると考えられるなら発注先として問題無いと言えるでしょう。

    最後の評価基準は、会社そのものの信頼性です。

    ここまでの基準で殆ど違いが無い、問題点も無いとなると、最後の判断基準は会社そのものがどのような会社かになります。

    長年開発を行っており、案件をこなした件数も多い会社ならそれだけ信頼度は高いですし、あまり大きな案件を受注した経験が無い会社なら信頼性は低くなるでしょう。

    しかし、一見たいした実績や歴史が無いような会社でも、今までの案件の実績が難しいものであったり、大手企業の案件を問題無くこなしていたりする場合は十分信頼できる会社だと考えられます。

  • 評価の基準は一定では無いことに注意する
  • ここまで見積もりの評価基準について説明してきましたが、どのポイントを重要視するかについては発注元が何を優先しているかによって大きく変わってきます。

    予算を多く使えないなら価格面を重視しなければいけませんし、リリースまでに余裕がないならスケジュールを重視して考えていかなくてはいけません。

    安いから、早いからと一部分だけを抜き出して評価してしまうと、後でトラブルが発生する可能性が高くなります。

    見積もりの評価を行う際には、自社が何を重視しているかを定めておき、どの開発会社に任せれば理想とする開発が行えるかどうかを判断していくと良いでしょう。

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